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「αの優秀な生徒はさ。こうしてΩを犯してもいいの。特権なんだよ、成績優秀者の。俺たちに抱かれるんだから、そりゃあ君たちは特別だって事」 長髪の男が言う。 「なん…だって…?」 俺は耳を疑った。 「だから、西岡君は俺たちに目を付けられた時点でもう犯される運命だったんだよ。諦めなよ。コイツはもう諦めてるよ…」 北原の前ははだけて、ガタイのいい男に乳首を舐められている。どういう訳か、北原の力は抜けているようで、その始まった愛撫に逆らえなくなっていた。 「ん~、んあああっ」 「はは。可愛いね、北原君。腰が動いてるじゃない」 厭らしくその男は言う。 「お前ら…こんなこと、間違っているって気づかないのか、恥ずかしくないのか」 「恥ずかしくないよ~、だって西岡君と寝れるんでしょ?俺は幸せだよ。ねえ、中に出していい?」 「な…なに、言ってやがる…」 「分かってるでしょ、精子だよ精子。僕のを、西岡君のココに、注いであげるよ…」  俺は嫌な予感がして咄嗟にドアに向かう。ヤバい。これは助けを呼んだ方がいい。 でももう一人の男に遮られた。 「逃げられねーよ、西岡君。ようこそαのパーティーへ」 最低だ。俺は北原の手伝いをしたことを後悔した。もし、あのまま帰っていれば今頃巧が来ていたはずなのに。悔しくて奥歯をギリ、と噛んだ。 「そんなに緊張しなくていいんだよ。僕が優しくしてあげるから…すごい気になってたんだ、西岡君のことさあ」 俺の身体は二人に抑えられている。身動きが取れない。そのまま、長髪の男が俺のブラウスのボタンを丁寧に外してきた。 「ああ…夢見たい、西岡君の…奇麗な肌」 シャツの切れ目から覗いた乳首に、ざら、とそいつの指紋がなぞってびくっと跳ねる。それを無理やり押さえつけられて、俺は何もできないでいた。 「やめろ…よっ」 「んー、カワイイ…もっと拒否してよ。凄い興奮する」 乳首に吸い付く唇から目を背ける。ダメだ…このままでは、俺は… 背けた瞳が北原を見る。猿轡のまま、大男の口淫を受けていた。 「んんんん、んー、ふんん…」 「はは。気持ちい―の、きたはらちゃん」 真っ赤な顔をして、北原はそいつを熱っぽく見つめている。何か、おかしい…気がするのは、何だろう。 「北原、流されるんじゃねーぞ」 俺が半ば叫ぶように言うと、長髪の男がけらけらと笑いながら言う。
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