幸せの日々 Ⅱ (wウェディング)

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グレアム アンジー サーニン マックス オフィーリア シベール エイダの家族 マックスとシベールの子ども クレーマー家の養女シェリー 「不思議ね♪」 嬉しそうに子どもたちを見る 「何が?パム」 レティシアが訊ねる 「だってね、レティシア タイミングが一つ違えばみんなに 会うことはなかったわ… アンジーは神様なんて信じないって言うけど、誰かが巡り合わせてくれたんだって、思ってるわ 誰かっていうのが神様なのかは わからないけどね…」 マックスとシベールを囲んで はしゃぐみんな 「ほんと楽しそうね」 パムとレティシアが話す 「あいつらがガキの頃に辛いめにあって育ったなんて おもわないだろうなぁ…」 四人を目で追いかけ言うロナルド 「でも、だからこそ誰にでも優しくできるんだよ」 ジャックが言葉を続ける 「そうね…」 パムもその言葉に頷く 「娘は、彼らの中に入っていけるかしら…? わがままに育ってるからね」 「それって、俺のせいかな?」 別れたとはいえ、シベールには 大切な親には違いない二人 「ロナルド 別にあなたのせいじゃないわ… あたしたちだって一緒だから」 隣にいる夫を見るレティシア その様子を複雑な気持ちで見つめるロナルド こちらにグレアムとエイダが来る 「パパに頼みがあるんだけど…」 エイダが父親に話しかける 「なんだい?」 父親に耳打ちするエイダ 「えっ…?」 おもわず目を丸くする 「この役目はパパ以外 いないでしよ!」 「肝心の主役は 何も知らないってことか…」 「一体なんの話しだ?」 そこにいたみんなが二人に訊ねる グレアムとエイダから話しを聞く 「僕たちからの二人への感謝の意味のプレゼントだよ」 「フーちゃんに何もお返しできてないから…」 そう話す二人 「アンジーも何も知らないの?」 パムがグレアムに聞いた 「それは…」 なぜか口ごもる二人 「グレアム」 サーニンとマックスがアンジーを連れてやって来た 「なんだよ、おまえら~」 無理やり連れて来られ不機嫌な様子のアンジー 「でも、グレアム こいつの服装、派手すぎだぞ!」 アンジーのネクタイを引っ張ったロナルド 「離せよ!苦しいって!」 「確かにね…」 クスクス笑うパム 「だから、何がだよ…!?」 「まぁ、彼はなに着ても派手、 だから一緒でしょ!」 レティシアまでが笑いながら言う
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