4 ハチミツ入りハーブティー

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「チッ……」  玄関を開けた先に立っていたのは、本当にジャマ子だった。 「妬けちゃうなぁ、もう」  リビングからそんな声が聞こえた。その声色には棘がなく、妙に優しく聞こえたから、俺はついにおかしくなってしまった自分の思考回路に、また舌打ちをしてごまかした。
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