偽痴話喧嘩

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偽痴話喧嘩

「私もすぐ電話したんだよ、すぐ」 「着いたから電話したんだよ、オレは」 「えー」 「なんでおまえ着いたのに」 「今着いた?」 「さっき着いたんだって、だから。着いたから電話したんだって。なのに話し中だからよぉぉ。どうなってんだよ」⬅️ふざけてる 「そっちもどうなってんのよ。こんな時間に。何話してんの。私は帰り道かなーって思って電話きたら、話し中です、ってなってて」 「違うぜ。オレはおまえに電話したんだぜ」⬅️ 「私は誰とも喋ってませんよ」 「オレは着いたから、おまえに着いたよって電話したのに話し中だからよぉぉ。おまえどこの男と話してんだ、馬鹿野郎」⬅️棒読み 「私の事こんな時間に相手してくれるの彼氏さんしかいませんから」 「えー」 「ねー」 「ねー」 「どこの男だよ、おまえこの野郎」⬅️棒 「こんな時間にどこの女だよ」 「おー、○○(私の地元)にいるんだよ、なんかな。変なのが」 「やっぱり」 「○○のxxxってところにいる」 「やっぱり」 「変わった人なんだわ」 「変わってんの?」 「かなり変わってんだわ。相当変わってんだわ」 「珍しいじゃん。変わってる人とそういう」 「お子起きてるの?」 「ううん。どいてって言われちゃった」
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