とても素晴らしい物語だと思います。

　タイトルの通りです。私はとても素晴らしい物語だと思います。

　たくさんの魅力的な登場人物、
　幻想的でどこか温かみのある世界観。
　そして何よりも、思わず先を読みたくなるような白熱したストーリー。

　どこを取っても、大好きなところばかりです。

　特に主人公のティスタが、密かな恋心を抱くヴィジエドのために自ら石像になることを決意したシーンは、涙無しでは読めませんでした。まだ物語は完結してないので、どうか2人とも最後には幸せになって欲しい……。

　ところが、これは一体どういうことでしょう。
　私はこんなに素晴らしい物語だというのに、先日私を購入した読者様は、あろうことか数ページ読んだだけで私を机の上に放りっぱなしのままなんです！

　せめて、せめて2人がアルカディア王国を出発する第3章までは、読んでくれないかしら。興味がないジャンルなら、そもそも本屋さんで私を手に取ったりはしなかったでしょうに。

　とにかく本として生まれて、これほどの屈辱を受けたのは初めてでした。私が仕事を始めたのは、こんな理由じゃありません。私の望んでいたような展開にならなかったので、星１です！！

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