新学期

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そして、今日から練習が始まった。 学校の近くの小さなスタジオに集まった。 「初めまして、斎藤湊大(さいとう そうた)です。よろしくお願いします」 彼の第一印象は、静か、ミステリアス、いかにもドラムやってそうな顔、こんな感じだった。 「俺は、田辺良規!で、こいつが川上裕太」 「よろしく」 「こいつ冷たいけど良い奴だから!」 「…よろしく」 「なぁなぁ、そうたって漢字どうゆう字?」 「それ今聞く?」 「これ」 彼は生徒手帳を見せてきた。 「あー!大きく奏でるのか!いい名前だね!」 「奏でるはさんずいないよ」 「そっか、でもいい名前だよ!」 「ありがとう…」 「じゃっ!早速始めましょう!」
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