一冊のノート

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次の日の帰り、わざと自分の机にそのノートを置いて帰った。 今日もバンドの練習がある。 スタジオにはもう2人が来ていた。 「よぉ!お前やる気あんのか!」 よしきはいつもハイテンションだ。 「ちょっと用事があって」 「早く練習しようぜ!」 今はカバーバンドとして人気バンドの曲を練習している。 「俺らもいつか作詞作曲絶対しよーな!」 「…俺、一応やったことあるよ」 そうたは言った。 「まじ?!お前ドラムも出来て曲も作れんのかよ!」 「まぁ、少しだけだけど」 「え、じゃあ今度なんか作ってきてよ!」 「分かった」
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