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図面を指差しスーパーの横に幾つかの部屋に区切られたスペースがある。そこを保育園にする。スーパーで働く人も預けて働ける。勿論一般も受け付ける。
「で!久美、保育士と幼稚園教諭一種免許持ってるわよね?」いきなり私に振って来た!
「えっ!私?持ってるけど…私がやるの?」
確かに私は中学校から大学まである私立の女子校に行っていた。別にやりたい事も無かったのでそこを卒業すれば取れる免許を持っているが普通の会社に就職していた。
「そう、スーパーは雅人君で保育園は久美。後ね」
まだつづきがあった。他のスペースに学童保育で昼間は地域の集会所。後は食堂で昼はランチ、夜は子供食堂をすると言う。
「と、言う事なので久美は早目に会社を辞めて開業に向かって動いて欲しいの」
「はい~っ!ちょちょ、嘘でしょ?土地をどうしようが構わないけど、何で私まで巻き込むの?」
「そうよねぇ~、こんないい話俄に信じられないわよねぇ~。いいわ!一晩考えて。じゃっ!私の話しは以上!」
と勝手に話を終わりにしてお風呂に入るとリビングを出て行った。
「すみません。びっくりしましたよね?」
雅人君が申し訳なさそうに私に言って来た。私は気が動転してたので
「当たり前でしょ!」と大きな声で言い自室に向かった。
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