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「とにかく!彼氏に関しては気を付けた方がいい!村木みたいに久美の家の財産目当の上、振られたらストーカーみたいにしつこかったよね?」
「そうだね、あのお局のお陰で社内じゃ久美の素性はばれてるから社外が基本」
「はぁ?なんで私の彼氏の条件皆で決めてんの?」
それから女のワチャワチャ話しは続いた。
帰りの電車の中でさっき千秋が言った事を思い出していた。「ストーカーか…」昨日会った雅人君、毎日学校帰りは私の後ろを歩いてた。家が近いから仕方ない事だけど、1回聞いた事があった「何でいつも後ろ歩いてんの?追い越せばいいじゃん!」あの時の雅人君の返事は思い出せない。
家に着きエアコンのスイッチを入れて、部屋着に着替えた時…。
「あ~っ!シャンプー買って来るの忘れた!」と誰もいない部屋で雄叫びをあげた。
コンビニに行く元気は無い。あっ!
「へへへ、こんな時とっておいて良かったと思うんだよねぇ~」私は空になったシャンプー容器を捨て忘れていたのが幾本ある、それをお湯で薄めミックス。1回分確保!
心なしかいつものシャンプーより泡立ちが良い。
「掃除嫌いも役に立つし!何が風水じゃ!幸せ逃げるじゃ!」
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