【 第2話: 無理難題? お題? 】

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【 第2話: 無理難題? お題? 】

 そんなヒドイ状況だった私を、小説先輩は、(なげ)いていた。  それ程、私の小説は酷かったのだ……。  (まあ、今もですけどね。(*ˊ˘ˋ*;) ツッコミコメントお待ちしています……)  そこで、とんでもない『』が小説先輩の口から、ドカンとロケットミサイルのごとく発射されてしまったのだ……。 「お前の小説、このままじゃ埒明(らちあ)かないから、勉強のために『全ジャンル』書くか。そうすれば、視野ももっと広がって、色々なジャンルの良いところを吸収できるし、文章表現力も上がるだろう」 「えっ!? 今、先輩何と……」 「だから、勉強のために『』書け」 「えっ、ええーーーーっ!?」  これが、全ての始まりである……。  小説先輩の言う、『お子ちゃまラブ』しか書けない超凡人の私にとって、無謀とも思えるこのお題は、まるで『赤ちゃんハイハイで、富士登山に挑む』のと同義だったのだ……。 【小説先輩からの指令(ミッション)】 ・エブリスタで『全ジャンル』を制覇せよ!  その『ミッションインポッシブル(極めて困難な任務)』が発出されたのは、2020年夏のことだった……。  こんなとんでもないことを言い出す小説先輩のことを、私は心の中で「(この悪魔……)」とつぶやいたのは、言うまでもない……。
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