160人が本棚に入れています
本棚に追加
「どう? 似合ってる……?」
日菜子は羞恥心に耐えながら、向かいに座る玲司に恐る恐る問いかけた。
現在、彼女が身にまとっているのは、セクシーランジェリーのみである。
普通のブラジャーとは比べものにならないほど布地が薄いので、辛うじて隠れている胸の頂が透けて見えてしまいそうだ。おまけにショーツは秘部が露わになっているので、恥ずかしいことこの上ない。
「ああ、ものすごく色っぽくて綺麗だ……」
玲司はうっとりした眼差しで日菜子を眺めては、興奮した様子で熱い呼吸を繰り返していた。
こうしてじっくり見つめられるだけで、日菜子の中の官能の熱が一気に呼び覚まされる。
――早く彼に抱かれたい……。
日菜子の劣情を感じ取ったのか、あるいは己の欲望を抑えられなくなったのか、玲司はいつもの余裕をなくした様子で彼女を性急に押し倒した。
「すまない、日菜子。今のお前があまりにも魅力的だから、欲しくてたまらなくなって……。怖がらせてしまったか?」
欲望に駆られながらも、こちらを気遣ってくれる玲司の姿勢に、日菜子はますます心惹かれていく。
「最初に抱かれた日にも言ったでしょう。玲司さんになら、何をされても怖くないって」
「全く、日菜子は本当に俺を煽るのが得意だな。夕食の時にも言ったが、心も体もたっぷり満たしてやるから覚悟しておけよ」
言うが早いか玲司は、日菜子の唇にそっと口づけをした。
「んっ……ん、んぅ……」
甘く優しいキスを交わしながら、二つの膨らみを愛でるようにやわやわと揉みしだかれる。
愛する男の大きな手で乳房を包まれるたびに、幸せな気分が込み上げてきてもっと触れられたいと望まずにいられなくなる。
日菜子の淫らな願望に応えるように、玲司は豊乳を捏ね回しながら乳頭も優しく摘んだ。
「ン……ッ……!」
布越しに触れられるのが気持ちよくて、日菜子は頬を上気させて微かな喘ぎ声を漏らす。
そこで玲司は唇を離すと、人の悪い笑みを向けてくる。
「乳首が布で擦れて、いつもより感じるのか?」
日菜子の反応を愉しむように、彼はブラジャーの上から乳首を捏ね回した。
「あぁッ……!」
薄い布地で刺激されているせいか、ピンクの突起はいつもより鋭敏で瞬く間に感度が上がっていった。
「ほら、もっと甘い声を上げてみろ」
「あぁ……ん! いやぁ……」
二つの蕾をクリクリと弄られ、日菜子はたわわな実りを揺らして嬌声を上げる。
指先でくすぐられている乳首はジンと疼き、そこから生じる快感が甘い痺れとなって全身を駆け抜ける。
「は……あぁ……」
日菜子が甘い吐息を漏らした瞬間、玲司の唇が再び重ねられた。
薄く開いた口から舌が侵入し、じっくり舐られては自身の舌と絡められる。それに応えるように、日菜子もたどたどしく舌を動かしていく。
全てを奪うような濃厚な口づけを繰り返しながら、玲司は熱心に乳首を責め続ける。
「ん……ふ……ぅ……」
口腔を貪られ胸の頂もたっぷり弄られ、淫靡な快楽が絶え間なく込み上げてくる。
更に玲司は日菜子の首や鎖骨に口づけを落とし、最後は深い谷間にもたくさんの赤い印を刻みつけていった。
それはまるで、自身の愛と独占欲をぶつけているようだった。
官能を刺激するようなキスと愛撫に、日菜子はすっかり酔いしれていった。
「もうすっかり勃ち上がってきたな。布の上からでも丸わかりだ」
玲司は喜悦の面持ちで、硬くしこった乳首を何度もつつく。
「いやぁ……恥ずかしいから言わないで……」
からかうようにささやかれ、日菜子は羞恥心から双眸を潤ませる。
だが、それが余計に玲司の欲情を掻き立てたようで、嗜虐心に満ちた笑みを浮かべた。
「色っぽい格好を見せつけておいて恥ずかしがるとは、日菜子は本当にかわいいな」
玲司はブラジャーを少しずらして乳首を出現させた。
指先で何度も扱かれた蕾は、乳輪の中心で存在を主張するように、ピンと尖って濃い紅色に染まっている。
淫猥な形になった乳首を、熱っぽい眼差しでじっと見つめられて、日菜子の劣情がより一層掻き立てられていった。
「いやらしい形だな。まるで俺に吸われたいと言っているようだ」
玲司は舌なめずりしたのち、二つの突起に優しく口づけする。
「あぁ……!」
乳頭に柔らかい唇が触れた刹那、日菜子はあえかな声を上げて体を仰け反らせた。
「キスだけでここまで感じるとは、この先の反応が楽しみだ」
玲司は乳首にもう一度口づけすると、愛でるように舌先を這わせた。
「や……あぁぁ……」
甘い愉悦が細波のように押し寄せて、日菜子は豊満な膨らみを上下に揺らして喘ぐ。
艶めいた姿を見せる彼女に一段とそそられたようで、玲司は乳首を口に含んで軽く歯を立てた。
「あ……ああッ!」
甘噛みされた乳頭は疼きを増し、日菜子の体の仰け反りも大きくなる。
玲司はすっかり悦に言った様子で、乳首をくすぐるように舐っては執拗に吸いついた。
「あっ……あぁん……! そんなに……吸わないで……」
日菜子は甘切ない声で訴えるも、玲司の淫らな舌戯は止まらず激しくなるばかりである。
「ン……ッ……! あぁぁ……」
焦らすようにじっくり舐られ、全身を駆け巡る快感は強まり、腎兪の辺りに帯びた熱がじわじわと上がっていく。
まだ触れられていない秘花もすでに愛蜜で濡れ始めており、少し足を動かしただけで淫芽が刺激されて尿意に似た疼きが生じる。
「は……あぁ……」
日菜子はため息交じりに喘いでは、全身を小刻みに戦慄かせた。
――もっと気持ちよくしてほしい。
ふしだらな願望が強くなるにつれて、体の中の快楽は膨れ上がり下肢の疼きも増していく。
閉ざされた秘部も愛でてほしくて、日菜子は恥じらいながらも最愛の人に呼びかけた。
「……玲司……さん……。下も……触って……」
「お前からねだってくるとは珍しいな」
「だって、玲司さんに……もっと気持ちよくして……ほしいから……」
己の欲望を素直に口にすると、玲司は優しく微笑みかけてくる。
「その言い方、ものすごくそそられるじゃないか。いいだろう、望み通りたくさんかわいがってやるよ」
玲司は唇や胸元に口づけの雨を降らせたのち、日菜子の足をゆっくりと広げていった。
今穿いているショーツはクロッチ部分の布が割れており、当然ながら濡れそぼった花唇は完全に剥き出しとなっている。
その淫猥な光景を、玲司は嬉々とした笑顔で眺めていた。
「このランジェリー、最高だな……」
「あ……いや……」
熱い視線を注がれて恥ずかしい一方で、見られることに対して快感を抱く自分もいた。
日菜子が恍惚の表情でため息をつくと、玲司は口角をわずかに吊り上げる。
「その顔、見られただけで感じたのか?」
玲司は弄うように笑いながら、割れ目を指先でなぞっていった。
「あッ! ああッ!」
日菜子は何度も身震いしては甲高い嬌声を上げる。
ほんの少しの愛撫だけで蜜口はヒクヒクと痙攣し、新たな淫欲の花蜜を滴らせていった。
「日菜子のここ、いつにも増していやらしく濡れて、すごく綺麗だ……」
玲司は感極まった声音で称賛しては、上端で恥ずかしげに顔を覗かせている肉芽を一撫でする。
「あぁぁんッ!」
日菜子の全身が大きく仰け反ると共に、豊麗な乳房はぷるんと揺れ動いた。
鋭敏な突起もすぐさま膨らみ始め、歓喜に震えるようにヒクついている。
「日菜子はこのかわいい突起を弄られるのが本当に好きだな。セクシーな姿を見せてくれたお礼に、たくさん気持ちよくしてやるからな」
玲司はピンクの花芽を優しく転がしては、指の腹で時折グリグリと押し付けていく。
「あぁん! あっ、あっ、あぁぁ……ッ……!」
優しくも徹底的に秘芽をなぶられ、日菜子は喜悦の悲鳴を上げて身悶える。
甘い刺激を受けている官能の芽は、充血して膨らみを増していった。
「すごいな、ここがいつにも増して脈打っている。言葉だけでなく体でも触れてほしいとねだるとは、今夜のお前は本当に積極的だな」
玲司は雌核への愛撫に加えて蜜壷にも指を挿入する。
「あっ……や……あぁ……ッ!」
下肢全体に熱い電流が駆け抜けて、日菜子は大量の淫蜜を吹き出して達した。
彼女が絶頂を迎えても尚、玲司は指戯を続けて感じる部分を責め立てていく。
「は、あぁぁ……!」
強い快感から花唇全体が脈動し、腰の痙攣が止まらない。
淫裂からは絶え間なく愛蜜が溢れ出し、玲司の指先やベッドシーツに流れていった。
「こんなにたくさん濡れているのを見ると、全部舐めたくなってくる……」
玲司は震える秘花に優しく口づけていくと、間髪容れずに溢れる官能の滴りを舐り上げた。
「あぁ、甘いな……」
最高級の蜜を味わったように、玲司は陶然とつぶやいて熱い吐息を漏らす。
その後も彼は雌唇に舌を這わせては、止め処なく溢れる花蜜を丹念に舐め取っていく。
「や……ッ……! あぁン……玲司さん、駄目……! そんなに……舐めないで……」
日菜子は下肢を引き攣らせながら、憚りのない声を上げてかぶりを振った。
「なぜ駄目なんだ? 気持ちよすぎておかしくなるからか?」
玲司は意地悪く問いかけると、今度は充血して赤みを帯びた淫芽をぺろりと舐める。
「ああっ!」
日菜子の体が大きく跳ね上がり、同時に大量の淫蜜も再びどっと溢れ出た。
「こうなったら、イクまでたっぷり愛でてやる」
玲司は獰猛な笑みを浮かべたのち、濃厚な舌戯で雌核に快楽を与えていった。
「あぁぁぁッ!」
過敏になった花芽への刺激は強く、日菜子は幾度となく身悶えて悩ましい嬌声を上げる。
玲司は愛しげに口づけを繰り返しながら、膨らんだ突起を執拗に舐り続けていく。
下肢全体に苛烈な快感が込み上げて、突き抜けるような絶頂感に襲われる。
「や……あぁ……! あぁ……っ……!」
舌先で優しくくすぐられ、淫蜜ごと吸い上げられるたびに、日菜子は激しく首を振って全身をガクガクと震わせた。
絶え間なく快楽を与えられている花芽は、ますます膨らみを増してあえかに脈打っていた。
「あぁ……もう、これ以上は……無理……! おかしく……なっちゃう……!」
「だったらなってしまえばいい。俺の前では好きなだけ乱れた姿を晒すんだ」
玲司は低い声音で告げたのち、一際強く淫芽を吸い上げる。
「ひっ……あぁぁぁぁ――ッ!」
何度目になるかわからない絶頂を迎え、日菜子は喜悦の涙を浮かべて激しく身悶えた。
ベッドの上で息も絶え絶えになっていると、玲司はいたわるように髪を撫でて口づけの雨を降らせてくる。
彼の優しい手つきや唇の感触が心地良くて、日菜子は安堵した様子でふんわりと微笑んだ。
「日菜子、これが欲しいか?」
玲司は己の昂りを見せつけながら尋ねた。
男の象徴はいつにも増して猛々しく屹立しており、先端からは透明な雫を滴らせていた。
日菜子が目を丸くして見入っていると、玲司は口元を吊り上げて不敵な笑みを浮かべる。
「答えは聞くまでもなかったか」
雄肉をはしたなく見つめてしまった自分が、急に恥ずかしくなってきた。日菜子が慌てて目を逸らすと、玲司はますます可笑しそうに笑う。
「な、何も……笑わなくたっていいじゃない……」
「悪かった。また気持ちよくしてやるから、機嫌を直してくれよ」
玲司は日菜子の頭を軽く撫でると、しとどに濡れた蜜口に切っ先を押し当てる。
「もう、調子いいんだから……」
言葉とは裏腹に、日菜子の心は濃厚に愛される歓びで満ちていた。
玲司もそのことに気付いているようで、日菜子にそっとキスしたのち一気に剛直を押し進めた。
「あぁぁん!」
愛する男の猛茎を受け入れた瞬間、淫襞が歓喜に打ち震えた。
自身の中で熱く脈動する雄肉を感じて、日菜子は恍惚の笑みで喉を仰け反らせる。
「日菜子の中、ものすごく熱くうねっているな……」
玲司は感動の声音でささやくと、最奥に硬い切っ先を擦りつけていく。
「あ、あ、あぁぁ……」
前戯で幾度となく絶頂に達した日菜子は、抽送だけで強く感じて甘切なく喘ぐ。
「んっ……! うぅ……」
玲司もまた、低い声音で呻いて身震いする。
その刹那、熱く硬い楔は大きさを増し、淫襞はそれを締め付けるように淫らにうねる。
日菜子はもっと玲司の熱愛を感じたくて、自ら誘うようにすらりとした脚を絡ませた。
「あぁ、日菜子……。俺だけの……日菜子……」
低く色気のある声で情熱的にささやかれ、日菜子の胸は一段と高鳴り全身に甘美な陶酔が駆け抜ける。
「お前のことが……好き過ぎて……たまらない……」
欲望の猛りを擦りつけながら、玲司は再び豊満な胸を揉みしだいていった。
「あ……っ! や……あぁぁ……!」
熱い律動と愛撫で絶えず与えられる快感に、劣情はますます大きく膨れ上がる。
身も心も官能に支配された日菜子は、体を弓なりに反らせてガクガクと震わせる。
「はぁ……はぁ……」
玲司は荒い呼吸を繰り返しながら、熱く熟れた淫襞を容赦なく責め立てていく。
今にも果ててしまいそうなのだろう。精悍な顔からは余裕の表情が消え失せ、瞳に宿る欲望の色も濃くなっていた。
「あ……あぁ……玲司……さん……」
獰猛な狼を連想させる目つきや、鍛えられたたくましい体躯、そして媚肉を苛烈に掻き乱す巨根に日菜子は魅了されていった。
「今のその声、何てかわいいんだ。もう一回、呼んでくれないか?」
「玲司……さん……」
要望に応えて甘い声で呼びかけると、玲司は感嘆のため息をついて満面の笑みを見せた。
「あぁ、名前を呼ばれるだけで、こんなにも嬉しいとは……」
彼は喜びの声を上げると、抉るような勢いで雄肉を突き上げてくる。
「ひゃぁぁぁ……ッ!」
いつになく激しい律動に、絶頂感が一気に押し寄せてきて、日菜子は中をギュッと締め付けて甲高いイキ声で鳴いた。
玲司は陶然とした面持ちで腰を痙攣させて、子宮口を勢いよく突いていく。
「はぁぁ……ん……!」
灼けるように熱い剛直に荒々しく掻き乱され、花唇全体がいやらしくヒクついて結合部から蜜が滴り落ちる。
日菜子は甘く艶めいた声を漏らしては、下肢を戦慄かせて瞬く間に達してしまう。
(玲司さんの熱……感じられて、すごく幸せ……)
こんなにもたくさん淫靡な愉悦を感じているにも拘わらず、もっと玲司に愛されたくて汗ばんだ男らしい体を強く抱きしめた。
「あ……あぁ……」
玲司は端整な顔をわずかに歪ませると、切羽詰まったような喘ぎと共に熱い息を吐く。
愛する男の煽情的な姿に、日菜子はすっかり見惚れてしまう。
彼女の淫靡な眼差しに絆されたようで、玲司は酩酊したように表情を蕩けさせた。
「駄目だ、もう持たない……。一旦、出すぞ……」
彼は腰を大きく震わせたのち、熱い蜜洞に欲望の白濁を迸らせた。
「ンンッ! あぁぁぁッ――!」
ドクドクと脈動する猛茎を一身に感じて、日菜子は一際強い絶頂を迎えた。
――何て素敵な聖夜なのだろうか。
玲司の熱い精をたくさん注がれ、多大な幸福感に満たされていく。
長い射精が終わったところで、日菜子は満ち足りた様子でベッドにその身を沈ませる。
それから玲司に向かってそっと手を伸ばすと、彼は指を絡ませて優しく握ってくれた。
「日菜子、ずっとお前だけを愛している」
玲司は愛の言葉をささやくと、日菜子の顔に次々とついばむような口づけを落とす。
「ん……っ」
少しくすぐったかったものの、玲司に心から愛されているのだと改めて実感し、ますます幸せな気分になる。
唇に長く口づけしたのち、彼は日菜子をいたわるように己自身をそっと引き抜いた。
蜜で濡れた雄茎は未だに硬さを保っており、日菜子はその大きさや形から目が離せなくなる。
玲司は魅力的な笑みを見せたのち、信じられないことをさらりと告げてくる。
「お前と最高のクリスマスを過ごすことができて幸せだ。今夜は何も考えられなくなるぐらい、たくさん愛し合おうな」
「え? ちょっと待って、まだ続けるの?」
呆然となって訊き返す日菜子に対し、玲司はさも当然という風に「これで終わるわけないだろう」と言葉を返した。
「俺はこの六年間、日菜子とクリスマスを過ごしたいと思っていた。その気持ちはお前も同じなんだろう? だから一緒に過ごせなかった時間を取り戻すんだ」
そう言うと玲司は、手際よく剛直にゴムを装着していった。
自分達が過ごせなかったクリスマスの回数分、今夜は情交を続けると彼は言っている。つまりあと五回、抱かれることになるのだろう。
「玲司さん、待って……。そんなにたくさん抱かれたら、今度こそ本当に……体が持たなくなる……」
「悪いが今夜はもう解放しない。それに、心も体もたっぷり満たしてやるって言っただろう」
玲司は素早く日菜子を抱き寄せると、甘い口づけを繰り返しながら腰を進めた。
「あぁぁ……」
猛々しい巨根を再び迎え入れたことで、全身がざわざわと粟立ち下肢も淫靡な疼きを取り戻す。
切なく喘ぐ日菜子を見て、玲司は艶めいた声音でささやく。
「メリークリスマス」
心地良い低音ボイスに陶然となっていると、熱くうねる媚肉を獰猛に擦り上げられた。
淫靡で濃蜜な聖夜は、二人の身も心も甘美な幸福で満たしていった。
最初のコメントを投稿しよう!