5人が本棚に入れています
本棚に追加
婚約
ある日、母から電話がきた。「アンタのお見合い相手が見つかったわよ。」と、どうやらその相手は、俺の家の事情を事前に聞いているらしかった。有給を取れるはずもないので、リモートで会うことになった。
約束の日、リモートで映し出された相手の姿を見て、俺は一目惚れをしてしまった。『はじめまして。神崎 花代と言います。』と言われ、俺は「はじめまして。羽田です。」と返した。それから彼女とは何度かリモートで会話した。彼女とは、凄く気が合った。
数ヶ月経ち、俺は彼女と結婚したいと考えていた。だが、一つ問題があった。俺がブラック企業に勤めているという事だった。超長時間労働で低賃金。これじゃ彼女を幸せに出来ない。だから俺は決心した。
最初のコメントを投稿しよう!