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純白
それから俺はブラック企業を辞めて、地元で有名なホワイト企業に就いた。土日祝日は休み、定時には帰れて、会社の中にはジムがあり、そこでデスクワークの疲れを癒せる。
そして今日は待ちに待った給料日!早速、上司から給与明細を受け取った。...ん?おかしいぞ。給料が高すぎる。まさかと思い、俺は上司に「給料から福利厚生費が引かれていないのですが...」と言った。すると上司は「福利厚生費はちゃんと引かれているじゃないか。これで合っているよ。」と返事をした。ホワイト企業最高!俺は心の中でバンザイした。
でも、俺がホワイト企業に就けて一番良かったことは、給料が高いことでも、定時に帰れることでもない。花代ちゃんと結婚出来ることだ。俺がプロポーズした時、花代ちゃんは「私も結婚したいと思ってた。ブラックかホワイトかなんて関係無くね。」と笑いながらOKしてくれた。
結婚式当日、花代ちゃんの純白のウエディングドレスを見て、俺は自分のことを世界で一番幸せなのではないかと思った。
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