夢川水族館( ゆめかわすいぞくかん )

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夢川水族館( ゆめかわすいぞくかん )

 6人が夢川水族館の中に入る。  最も彩舞さんが 「素敵・・・・・・」  と気にいったのは、クラゲが展示されているコーナー。  向本さん、小鳥遊さんも 「幻想的で美しくてきれい!!」  と嬌声をあげている。  虹色の赤・橙・黃・緑・青・藍・紫に変化するライトが直径5mの大水槽を照らし、クラゲは傘を広げたり閉じたりして水中を優雅に浮遊している。  傘を広げたり閉じたりして呼吸をしているようだ。  このクラゲの展示には、守さん、川北君、僕も大満足だ。  色取り取りの色した美しい魚たちが、頭上や真横を泳いでいる海底トンネルを通り抜け、イルカショーが行われる会場に向かう。  イルカショーを見るのに開演30分前から、既に10人以上が列を作って並んでいる。  僕たちも列に並び、ポンチョを購入し入り口付近のFの最前列に陣取った。  通路側から、僕、川北君、向本さん、小鳥遊さん、守さん、彩舞さと並んで座っている。  トレーナーの声に従い、6頭のイルカは体をひねったり、ヘディングしたりと音楽や拍手に合わせて色々な技を見せてくれる。  大迫力のイルカの大ジャンプは、 「バッシャーン!」  と当たって痛い位の水しぶきがあがる。  可愛いけれど体の大きなイルカは、ジャンプして着水すると迫力満点の水しぶきが上がるのだ。  イルカショーの後に、キュートなイルカにタッチさせてもらって、 「キャッ、キャッ」  喜ぶ、彩舞さん、向本さん、小鳥遊さん達女性陣に加えて 「よし、よし可愛いなぁー」  イルカをタッチしながら守さんまでも童心に返って喜んでいる。  人数限定があるので、僕と川北君はイルカタッチは遠慮した。  水族館を出る6人。  この後は、女性陣のショッピングに付き合わされる。  彩舞さんは、守さんに可愛いらしい小物を色々買って貰い、荷物は守さんが持ってあげている。 ――――さすが守さんは紳士だなぁ。   向本さん、小鳥遊さん、向本くんもそれぞれ小物を買っている。  僕も、ブルー地に黒のチェックのハンカチを買った。 ――――こんな楽しい一日は、初めてだ、守さんと彩舞さんに感謝して親友になった3人とこれからも付き合っていこう!
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