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親友できる
☆★9月8日☆★
午前10時25分に僕が夢川水族館のチケット売り場に着くと、売り場から少し離れた壁の傍に人待ち顔な20代の3人組の男女がいる。
僕の服装はダークグレイの背広姿に、ブルーのワイシャツ、黄色いネクタイ、黒い革靴だ。
彩舞さんから、青メノウの勾玉のネックレスを通して心に聞こえてくる。
「その人待ち顔の三人組が、『颯』の親友になるのよ」
「川北航」 28才、長身178㎝の細身で、薄ブラウンのツーブロックの髪、細長いたれ目、鼻筋が通った小さな鼻、薄い唇の丸い顎をした犬顔をしている。紺のTシャツに紺のGパンに薄ブルーのスニーカーを履いている。
「向本響」28才、小柄な身長152㎝細身で、明るめなミルクティに近い色をしたブラウンの髪は肩よりも長く、胸よりも上までの長さのセミロング、二重な大きい黒目、肉の薄い透き通るような鼻、プリンとした唇、顎が丸い可愛らしい顔立ちをした女の子である。
ピンクノースリーブカットソーシャツ、グレーパンツ、黒のスニーカーを履き、黒色のショルダーバッグを肩にかけている。
「小鳥遊結里依」28才、身長167㎝で少しふくよかな体型、明るいブルーとベージュの中間色をしたストレート髪にゆるいふわりとしたパーマをかけていて、パッチリな目に鼻が少し尖り気味で、柔らかそうな唇に顎が丸めの顎をした魅力的な女性である。
服装は黒のポロシャツにくすみグリーンのロングスカートを可愛く着こなし、白いスニーカーを履き、白のビニールショルダーバッグを肩にかけている。
今度は、守さんから心に声が聞こえてくる。
「正和大学時代の仲良し4人組であったという記憶を彼らに埋めこんだぞ」
彼らが僕に気づき、声をかけてくる。
「おー、久しぶりだな、『颯』元気だったか」
と川北君が手を振る。
「『颯君』元気だった、水族館なんて久しぶりよ」
と向本さんが笑いかけてくる。
「『颯君』こっち、こっち!」
と小鳥遊さんが右手で僕を手招く。
僕は、彼らの所に笑顔で近づいていく。
すると、そのタイミングを計ったように、守さんと彩舞さんが腕を組んで登場する。
今日の守さんの服装は、黒スキニーパンツにグレーのロング丈Tシャツ、黒のスニーカーだ。
彩舞さんは、ブラウンのTシャツにス白地にブラウンのストライプ柄スカートを履いて黒色のショルダーバッグを肩にかけ、ピンクのスニーカーを履いている。
守さんと彩舞さんは大学の先輩だと言う設定だと、先程青メノウのネックレスからお告げが入った。
「やぁ、みんなお待たせ」
「守先輩、彩舞先輩、おはようございます」
と僕を含めた4人が挨拶をする。
「みんなの入場券は、もう買ってあるから、今日は守さんと私の招待です」
と彩舞さんが、入場券を僕を含めた4人にテキパキと手渡していく。
入場券を受け取りながら、
「守先輩、彩舞先輩、ご招待頂きありがとうございます」
と皆がお礼の言葉を述べている。
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