第1章 始まりは、、

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その町は、老人人口が増えて、買い物に行くのもままならない老人が多く、テルのような若者が食料品(しょくりょうひん)日用品(にちようひん)の配達をして居るのでした。 その日も、テルは、おおかたの配達を()えて、最後(さいご)に猫山婆さんのお(たく)(おとず)れたのでした。 「猫山さ~ん、テルです、配達に来ました」 テルは大きな声を掛けて、猫山さんのお宅の玄関(げんかん)に立ちました。 返事(へんじ)がありません。 どうしたのかな? テルはもう一度、大きな声を掛けました。 2ef1435b-7b9e-4db2-b0dd-f2fb30097d18
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