赤鼻の点滅

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赤鼻の点滅

振り向くと誰もいない。 商店街の小さなショーウインドー に自身の姿が映るだけ。 空耳かな…。 帽子は乗っている。 良く見ると、奥には この時期ならではの きらきらと綺麗なクリスマスの 飾り付けがしてあった。 でもトナカイとソリだけで サンタクロースがいない。 プレゼントもない。 何か感じる。 僕の出番か? 思った瞬間に心はガラス窓を通り抜け ソリに乗っていた。 びっくりして驚いていると トナカイが身震いを始め 赤鼻も点滅を始める。 足元がフワリと浮く。 続
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