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寮の敷地でやってもえぇんやが、勇者にバレる可能性があるけぇな!
その点自宅なら結界張ってるし!外出届だけで済むし!
まぁ今日突発的に決めた予定やったし、ルートと隊長は興味出して頷き、王女はルートについてきた感じ。
全帝さんは護衛でーすよー。
「姉さん、作った」
「ご主人、飲み物はこれでいい?」
「紫様、シートをお持ちしました」
「ん~、ありがとねぇ」
自宅の花見に明を誘ったら、一瞬で制服から私服に着替えたから着いてくると察した。
シュインさんは「執事ですから」の一言で納得した。
で、「ご主人」と言うたこの人。先月学園を襲ってきた?吸血鬼~。
ルートらには「迷子」だけ伝えた。呆れられたけど。
隊長には「なんでもかんでも拾ってくるんじゃない!」って怒られた。やっぱオカンやん。
「紅茶じゃなくていいの?」
「うん、カフェイン接種過多はイカン」
「かふぇ?」
「……可愛ぇなぁ」
魔族としての生き方しか知らん+妹以外には無欲なコイツは常識の欠如が凄まじい。
血を吸う事以外が知らんらしいので、風ちゃんらが人間界について勉強させてるらしい。
身長は明くらいやけども、可愛いので撫でる。
「……姉さん、俺の作ったクッキーは?」
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