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勇者の結末をアリス国の神殿から世界中に発信され、新しい勇者を召喚する事ができるようになった。結果、勇者召喚が一斉に始まったそうな。
で、召喚陣を所有しとるアリス国も一応召喚するらしい、正直勇者なんぞおらんくてもえぇと思うが、勇者を軍事目的に使う国もおるからだそうな。
神様であるアミさんは、勇者召喚を手伝うわけにもいかず、そして召喚される勇者は世界との相性やからと傍観するそうな。
「前の勇者を召喚する時に大臣からあれこれ言われたからな」と冬馬さん談。神様って大変やねー。
で、勇者を召喚するのは王女か巫女と相場が決まっとる。現に前のはルートの従妹がしとった。
で、今回は……。
「なんで私がしないといけないのよ」
「本来ならお前の役目だろうが」
「あの時はルーを守るために参加しなかったのよ!」
「なら今は問題ないな」
「〜〜っ!」
第一王女の王女……うん、王女が召喚の儀式に参加する事になって、今はその着替えのためにメイドらに身支度されとる。
衣装部屋はぎょうさんあるらしいが、ここは儀式用の服のみの部屋。メイドの表情からも緊張しとるのがわかる。
ウチは王女の警護やな、ルートも王族として参加できるみたいやし、2年であいつの立場はだいぶ成長したなぁ。
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