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通常の予定やとこの後聖剣を引っこ抜く儀式をやって、そのまま神殿本部に報告。勇者の証を貰って城で勉強した後学園に入るらしい。
アミさんが何度か咳払いをして佐藤を見て聞いた。
「これで私の言葉は聞き取れるかしら?」
「っ!はい」
あ、異世界語から日本語に変えてたのね。
「急にこっちに来て驚いたわよね、今レイネスが説明していたのは……」
佐藤向けにもう一度説明したアミさん。全部を聞いて納得したらしい。
「勇者として適性があるのは上城の方ね、彼女は今後のためにも学園に入れたほうがいいわ」
「畏まりました」
勇者組以外が恭しく頭を下げると二人は首を傾げる、一応説明しておこ。
「彼女は全帝の使い魔でありこの世界の創造主、いわゆる神だ」
「「か、神さま?!」」
……あれ?
佐藤の方は言語の聞き取る能力がないはず、やのにウチの言葉に驚いてる?
嫌な予感。
「スーーーーーッ……陛下」
「なんだ」
「今後学園に入学するとなれば殿下方と交流もありましょう。となるとお二人を警護する私どもの説明を幾分かした方がよいと思います」
遠回しに『護衛と護衛対象だけにさせろ』て言うたけど、ちゃんと理解してくれた。
国王さんの言葉でさらに別室に移動したウチら4人とアミさん。
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