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ですから また歩き始めました
消えない喪失感は埋めようがないけれど 歩んでゆくのです
つらい時は 立ち止まって
泣きたい時は 痛む心のままに じっと俯いて
名を呼べばいい
たくさん たくさん 呼べばいい
想いの記憶が
命の記憶が
優しい約束が そこにある
温もりをくれる
力をくれる
そうして涙を拭ったら また前を向きましょう 真っ直ぐに
ぴんっと背すじを伸ばして 足を踏み出すのです
寒空に凛と映える冬の桜に あなたの面影を映しながら
たゆまず進む私の影が 生命を繋いでくれたあなたへの 想いの結晶
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