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「今日、病院でも言われたんだよねー」
「あ？ 何を？」
ラーメンを取り分けながら聞き返す。
「『ここ数年風邪なんて引いてないし、健康的な食生活に変えたのに何でですかね？ 病気ですか？』って聞いたらさー『ストレスかも』って急激に変えたから体がついていかないんじゃないかって」
「そうなんじゃん？ オマエ、体気をつけるのはいいことだけどさ、ほどほどにしろよ。サラダとか好きじゃねぇだろ？ 好きでもねぇのに我慢して食うなよ」
「だってさー、やれることは全部やっておきたいじゃん。アンタとの子供なんだし、アンタに悪いでしょ。何かあったら」
（……嬉しすぎるだろ。そんなこと言われたら）
「オマエがストレス溜まったり、逆に体調崩したら意味ないだろ。そんなに気にするなよ。俺に悪いなんて思う必要ねぇし。……でもまぁ、すげぇうれしいよ。ユリ、ありがとな」
「別に……。うま。やっぱうまいよねー。カップラーメン。……なんでおいしいものは、体に悪いんだろう。体にいいもんっておいしくないんだよねー」
さっきまで食が進んでいなかったのに、おいしそうにラーメンを食べている村瀬。そんな姿に笑いが止まらなくなる。
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