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「どーしたんだよ。俺が勝手に来たんだから気にすんな……ゆっくり休めよ。じゃーな」  熱を背中に感じながら、俺の体に回した手を握り小さく笑って返すと「うん、じゃーね」と離れた。  そのまま村瀬の家を後にした。 (あー、ビビった。なんだよ、アイツ。あんなことするのかよ)  まだ動揺が止まらない。どことなく落ち着かないまま2駅離れた自分の家に帰った。
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