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「すごいね。こんなになって……今度たくさん、しよ」
「っはぁ。んなこと言われたらたまんねぇな。オマエ……ほんと上手いし……イク……」
「うん、いーよ。出しな」
ティッシュを準備した。
「あーっ、出る……っ……んっ……っ。ヤバ、まだ出る」
(……なんか、かわいい)
小久保のいつもより甘く切な気な声がたまらない。
「いーっぱい出たね。レン、気持ちかった?」
わざと艶っぽく聞く。
「……っ。溜まってたんだよ。最近してねぇし。ってか、なにSっ気出して聞いてきてんだよ。今日だけだからな。次は容赦しねぇから、覚悟しておけよ」
いつもの野獣のようなギラつく目で見つめられた。
「あー、スッキリした」
「うん。私も」
「帰るわ……なんかマジでセフレみたいだけど」
ケラケラと笑う小久保。
「そーだね。まぁ、いつもこんな感じだったし」
「だな。俺らプロのセフレだから」
つられて笑い、そのまま玄関に行く。
「気をつけてよ。それこそ風邪ひかないでね」
「わかってるよ。これで俺が風邪ひいたら班長に何言われるかわかんねぇし。オマエもしっかり治せよ? じゃーな」
週明けの月曜日。
「おはようございまーす。ご迷惑をおかけしてすみませんでした」
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