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「ホント、オマエは……わかったよ。……ほらっ、ここだろ? オマエの好きなとこ。……手前も好きそうだけどな」  そんなことを言いながら激しく腰を打ちつけ始めた。 (あぁ、気持ちぃ……ん、感じる)  しばらく攻め立てられ——。 「……んっ……ぁっ……ん……」  あっという間に達してしまう。 「っ……あっぶね。だから、イクときはイクって言えって言ってんだろ? っつか、声出せって。アンアン喘げよ。オマエの感じた声、エロくて好きなんだから」  腰を止めて、焦ったように艶っぽく感じた声で言う小久保。 「……ヤダよ。そんな声出したくない」  まだ達した余韻が残る中言い返す。 「いつもの約束だろ? 一回イったら名前で呼ぶって……こっからはレンって呼べよ。ユリ。わかったな? ……また気持ちよくしてやるから」  言うなりキスをしてまた激しく中を攻めてきた。 「んんっ……っはぁ。……きもちぃ」  キスの合間に思わず言葉が漏れてしまう。 「だろ? そうやって可愛く素直に言えよ。俺もいい。ユリ、すげぇ気持ちいいよ。……んっ、ほら、ここ、好きだろ?」 「ん、あぁっ、……っ。また、イク」 「ん? イク? ……ダメ。イかせてやんない。俺の名前呼べ。レンって」
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