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「んー、おはよ。琴音ちゃん起きた? ……あー、今日からまた仕事か……」
「うーん。おはようございます。そうですね。なんだか気が重い」
アラームでほぼ同じ時間に目を覚まし、暖かい布団の中でゴロゴロしながら挨拶を交わす。
「ごめんね。正月、結局全然休めなかったでしょ?」
「んーん、あれもあれでよかったですよ。今井家の皆さんと過ごしたお正月も……ん、起きよう」
「もー、ありがとね。……さみぃ。ねぇ、今日は一緒に寝ない? 琴音ちゃんと寝た方が暖かいんだよねー」
2人でベッドから出てリビングに向かう。
「えー。ちゃんと寝ます? 仕事始めの日に、そういうの……気が乗らないんですけど」
「逆にさー……するっていうのはどう? 今日頑張ったご褒美に」
支度をしながら艶っぽく言う彼。朝から元気なソコに目が行ってしまう。
(もうだいぶ見慣れたし、ただの生理現象なんだろうけど、……すごいな)
「いや、たぶんそんな元気ないですよ。仕事始めの日ですよ?」
「……そうだね。確かに……やめておこう。自滅する気がする。とりあえず一緒に寝よ? お願い」
「わかりました。一緒に寝ましょ」
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