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「おつかれー。今日、仕事どう？ こっちは意外と大丈夫そうなんだよね」
「そうなんですか？ こっちも意外と大丈夫そうです。なんか、現場は相変わらずバタバタしてるみたいですけど。物が届いてないとか……結構多いですよ」
「あー、そうなんだ。休み明けは現場も大変だよね……西園寺さんいる？」
「はい、お待ちください」
保留にし「西園寺さーん。埼玉の今井さん、８番です」と取り次ぎをする。
以前は動揺していた彼からの電話も最近はようやく慣れてきた。周りもだんだん反応が薄くなってきている。午前中の業務が終わり、お昼休みになった。
「お疲れ様です」
「あー、おつかれ」
「お疲れ様ー」
木戸ちゃんとコンビニに行き、休憩室に入ると総務の三井さんと施工２班の村瀬さんがすでにお昼ご飯を広げている。
「あー、疲れた」
手作りのお弁当を広げながら盛大なため息をつく三井さん。
「仕事、忙しいですか？ 手伝います？」
「いや、違う。お正月だよー。旦那の実家。もう、本当に疲れるよねー。昨日挨拶行ってきたの。帰ってくるの遅くなっちゃってさー」
「あぁ、大変でしたね。お疲れ様でした」
「そーいえば、八重田さんは？ 今井さんのとこ行かなかったの？」
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