02

34/55
前へ
/799ページ
次へ
「なんだ、それ。オマエ、ヤってる時も勝ち負けなの? 負けず嫌いなのは知ってるけど、すげぇな。オマエの感じてる声聞いてると興奮するし、気持ちが高まるんだよ」  優しく頬を撫でキスをした。舌を絡めるようなキスに変わり、その間も胸の敏感なところを指で転がされている。 「んーっ、んぅ……はぁ……ん」 (すごく気持ちいい……もぅ、イきたい)  我慢できずに自分で下を触ろうとした。その手を止め、クスッと笑う。 「だーめ。勝手に触るな。どうしてほしい?」 (やだ……言いたくない)  早くそこに触れたくて、早く気持ち良くなりたくて、はぁ、はぁ……と息が上がる。  小久保の手を振り払おうと力を込めると「男に敵うわけないだろ? 諦めろって」と、私の手を両方とも頭の上に上げ、ベッドに片手で押さえつける。 「やだ、離して。もう、触らないから」 「だめ。この手でどこ触る気だった? どうして欲しい? イきたいんだろ?」 (……コイツ) 「ん? どーした? ずっとこのまま、胸だけ可愛がってやろうか。まぁ、それでイケるかもしれねぇしな。俺はそれでもいいぜ?」  言うなり、また胸の先端を口で愛撫しだした。 「あぁっ。……や……だ。イきたい。ひどい。バカ。キライ」
/799ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5609人が本棚に入れています
本棚に追加