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「俺も……すぐイきそ」  最初から激しく腰を打ち付けてきた。 「あぁっ、あぁん……んっ、ねぇ、こんな声、本当に聞きたいの?」 「え? ……っ。聞きたいけど? ……なに、なんで?」 「引かない? ……萎えるとか……んんっ、ぁっ」  よく聞く話だ。声がデカすぎて引くとか。 「ねぇよ。惚れてる女の感じた声聞いてなんで萎えるんだよ……っぁ、やべ。ユリ、イケる? 俺、もたねぇわ。……イきそ、マジで、んあぁっ」  本当に辛そうに顔を歪めている。 「えー? どーしよっかなー。っんっ……。イきたい?」  笑いながらわざとらしく虐める。 (やばい、すごく気分いい) 「悪かったよ。虐めすぎた。ユリ……あぁっ、あーっ。んぁっ。も……イきてぇ……いい?」  私の言葉に苦笑いして艶っぽい声を上げながら懇願してきた。 「んっ。しょーがないなー。っいーよ。私もイク……あぁっ。イっちゃう」 「ユリ。マジだから……マジで好き。あぁ、やべ、イク……ん、出る、もぅ……あっ……っっ……はぁ……ぁ。すげ」 「あぁぁっ。んぁっ……んーっ。っぁ」  ほぼ同時に達する。お互い深く達し、かなり息が上がっていてしばらくぼーっとしていた。 「っはっ。すげぇな。やべぇよ。気持ちよすぎ」
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