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「さんざん焦らすからでしょ? でも、まぁ……かなりよかったよ」  照れ臭かったけどそう伝える。そんな私に優しくキスをしてくれた。 (……なんか、フワフワする。気持ちぃ) 「気持ちいいだろ? こーやって余韻に浸るの」 「うん……。いい、かも」 「こーやって丁寧にヤれば満足できねぇ? 今日は前戯も長かったし……まぁ、俺がもたなかったから足りないかもしんねぇけど」  満足そうに笑いもう一度キスした。 「足りないね。早すぎだっつの。でも、すごく気持ちかったよ。……レンとするの」 「うわー。やべぇな。……もう少ししたら、もう一回ヤろうぜ? たぶんイケるわ」 「え? ホントに? ……もう一回したい。今度は私が攻めてあげる。イかせてくださいって泣かせてやる」 「だから、そーゆーのやめようぜ? 一緒に気持ちよくなりゃいいじゃん。今のは悪かったって。やりすぎた。だってユリ、全然素直じゃねぇんだもん」  冗談半分に言うと呆れたように笑う小久保。 「まぁ、最後はちょっと仕返しできて気分よかったからチャラにしてあげるよ。確かに声出すのも……気持ちよかったし」 「だろ? ユリの声エロくて好きだし。綺麗だよ、感じて喘いでる姿。俺、マジで好きなんだよな。ヤってるときの快楽に溺れてるユリ」
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