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「んー、訳わかんないね。でもまぁ、女性はそう思うんじゃないの? 申し訳ないって。なっちゃんが言ってたように好きだから結婚してその結果子供が出来るんだろうけどさ。実際はそれだけじゃないんだろうね」
「そーっすよねー。あー、どーしたらいーんっすかねー」
ビールを飲みながら本当に悩んでいる様子の小久保。
「そもそもさ、なんで子供3人以上ほしいって言っちゃったの? 本当に子供ほしい? 絶対いなきゃだめ?」
「ほしいっすね。多ければ多いほどいいし。絶対……かもしれないっす」
(へぇー意外)
「そーなんだ……だとしたら彼女の言うように、できてから籍入れた方がいいかもね。とりあえず1人でもできれば気持ちが軽くなるかもしれないし。……あのさ、小久保くん、子供ってすぐできると思う?」
小久保がこんなに子供がほしいと思ってることに驚いたが、どうしても気になっていることをぶつけてみた。
「できるんじゃないっすか? まぁ、年齢が上がると難しいかもしれないっすけど」
(やっぱりそうか……)
「小久保くん……子供ってね、人によっては簡単にできないんだよ。不妊とかよく聞くでしょ? 結構ある話でさ……みんな不安に思ってるんだよね。特に女性は」
「不妊って……まさか村瀬に限ってそんなこと」
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