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「ヤダヤダヤダヤダーッ! なんでそんなことになるんですか!!! 恨巫女ちゃんと退屈雄がなんで死ななきゃなんないんですか!!! ヤダーッ! 絶対ヤです!!! そんなのストーリーとして絶対におかしい!!! やだ! いやです!!! うわああああああ!!!」
私は会議室の机の上で駄々をこねまくり、椅子から転げ落ち、タイルカーペットの上を回転しながら抵抗した。
「……と、言われましても、これは作者のイヲ先生が望んでいることなので……」
「ヤダーッ! ぎゃーっ!!! ヤダヤダヤダヤダッ!!!!!! ぎゃーっ!!!」
私は釣り上げられた魚のようにのたうち回った。
「べえええええ!!! イヤです!!! 絶対書きません!!! そんな歌詞書けない!! 認めらんない!!! やだあああああああああああ!!!!!! 恨巫女ちゃんは最終回、退屈雄と幸せに暮らすんだ!!!」
私は床につっ突っ臥し、足をじたもださせた。
私のあまりの剣幕に、三人の大人はドン引きしていた。
そのうち、担当編集が口を開いた。
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