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森のタヌキ少女
次の日、キナリヤは朝早く起こされた。
「起きろ。妖怪探しの時間だ」
「こんな早くから?」
「その方が良いんだ」
キナリヤは目を擦りながら、起き上がる。
「支度をしろ。お前に護符を10枚渡す。それを使って捕まえるんだ」
「はい」
「あと30分で支度をしろ」
サマントは部屋を出ていった。キナリヤは急いで着替えてサマントのもとへ向かう。
「来たか。腹が減っては戦ができぬからな。これを食え」
キナリヤは言われたものを食べる。
「最初の獲物は森の中だ。辺りが暗いから気を付けろ」
「はい」
「行ってこい」
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