森のタヌキ少女

1/2

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ

森のタヌキ少女

 次の日、キナリヤは朝早く起こされた。 「起きろ。妖怪探しの時間だ」 「こんな早くから?」 「その方が良いんだ」  キナリヤは目を擦りながら、起き上がる。 「支度をしろ。お前に護符を10枚渡す。それを使って捕まえるんだ」 「はい」 「あと30分で支度をしろ」  サマントは部屋を出ていった。キナリヤは急いで着替えてサマントのもとへ向かう。 「来たか。腹が減っては戦ができぬからな。これを食え」  キナリヤは言われたものを食べる。 「最初の獲物は森の中だ。辺りが暗いから気を付けろ」 「はい」 「行ってこい」
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加