僕の欠片 4

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長いこと弄られ、全身は汗まみれ。身体中が発熱している。 ずっと呻いていて、喉はカラカラ。 変な気分の上がり下がりで身体はぐったりしていた。 「入れるよ」 力なくうなずくとゴムにジェルを付けて、入り口に充ててきた。 少し力の入った括約筋だけが抵抗し、あとはなし崩しにするりと入る。力尽きて力みも何も無かった。 指と違って、いもじゃの性器は大きくて熱くてキツい。腸壁を押し広げながら中までくると、熱さで体内がいっぱいになって胸までつまるようで息苦しい。 奥にぶつかると鈍痛が走った。顔をしかめたので、それ以上は進まれなかった。 深く息をすると腹の中のいもじゃの性器の形が何となく分かる気がする。 「動くよ」 あと少しで形がつかめそうで間に合わなかった。 ゆっくりとした腰の動きに全身の感覚も気持ちも持っていかれる。 いもじゃが腰を引くと腸につながる内臓ごと引っ張られ、押し込むと胸の奥まで苦しく感じる。 抽挿の動きがスムーズになると、苦しさが大分ましになってきた。 慣れてくると感じ方にも見えてくるものがある。 奥は突かれると痛い。手前での抜き差しは何となく気持ちがいい。 前立腺と呼ばれるところをこすられるとぼんやりと気持ちいい。 支配されていると、 今もなんとなく気持ち良くて、声が上ずってしまう。 ゆっくりと突かれ、前も併せて愛撫されピークを迎えた僕は薄い体液をはき出した。
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