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僕の欠片 2
最初は性的なからかいだった。
放課後に教室でズボンを脱がして何人かの男子の前で性器を露出させた。
むき出しになった、いもじゃの性器は白くて、ぼってりとして、皮からのぞいた先端が赤みを帯びていた。
足や腹もやけに白くて陰毛の毛の黒さが際立っていた。
学校で見た、いもじゃの性器があたまから離れない。興奮したらあの性器はどんな風に変化するんだろう。また見てみたかった、触れてみたかった。
二人で一人の男の性器を挟んで相対し、双方で息を荒くする。
刺激を与えるとむくりと立ち上がって、こすりたてると更に硬さを増していく。
屈辱を感じていたらしい、いもじゃも、二人きりという状況に安堵したのか、与えられる刺激に次第に感じはじめていた。竿は膨らみ、先端は露で濡れていた。
二人で一人の男の性器を挟んで双方が息を荒くしている。
手でいもじゃの性器を掴み上下に擦りたてた。手がリズミカルに動く度に、いもじゃが漏らす荒い呼吸が僕の髪を揺らす。
手の中で性器は涙を流し、膨らみ弾けた。消毒液のような臭いがあたりに広がる。
澱のような重くて静かな沈黙が広がる中、二人とも無言になる。手の汚れを拭うため、拭ける物を探して辺りを見回していたら
「お前、俺のこと好きなんだろ」
上気した顔を向け、いもじゃがうわずった声で僕に言う。
突然の上から目線、無性に腹がたった。
僕はいもじゃのシャツに汚れをなすりつけ、白い足を蹴飛ばし小屋を飛び出した。
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