いろいろスッキリ♡

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「あっ悠」 「てか、なにやってんだよ、早く電話にでろよ」 「何度電話したと思ってんだよ」 「LINEだって既読がつかねえし、いままで何やってたんだよ」 と、まくしたてる誠に対して静かに「俺のこと知らないんじゃないの」とボソりと返す。 「だから、さっきは悪かったって、とっさだったから知らないとかいっちゃったけど」 「どっちでもいいけど、もう連絡してくるな」 「は?」 「だから、ごめんって言ってんじゃん。飲み会で誘われて断れなかっただけだから」 口調から、少しイライラしているのがわかる。 「そんなことも、どうでもいいし」 冷たく言い放つと、 「え?」と意外そうな声をだした。 誠は俺があやまるとか、縋すがるとか思ったんだろう。 いままでは、誠に付き合ってもらっているという負い目があって、いつだって下手(したて)に出ていたが、これからも恋人として付き合いたいとも思わないし、もうどうでもいい 「別れるって言ってんの」 「は?え?」 「ちょ・・まって」 「今から会おう、ちゃんと話そう」 いつもとちがう俺にあわてた様子で言葉を続ける 「てか、お前ってセックス下手すぎ、いつも感じてるフリしてたけど退屈だったんだよ」 「ええ!!」 「じゃあ」 「ちょ・・・ 話の途中で電話切り、着信拒否をする。 LINEもブロックをかけた 「すっきりした~!」 大きな声で叫んだら、回りを歩いていた人が振り返る 普段なら恥しいとか思ったかもしれないが、とにかく爽快だった。 なんで、あんなに我慢してまで付き合ってたんだろう。 無理してたって自分が辛くて惨めなだけだったのに なんだかゴウさんのおかげで吹っ切れた
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