謎の男は救い神

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部屋はビクトリアン調のソファやテーブル、綺麗な彫刻の入った木製のキングサイズのベッド、大きなテレビが置かれているのは暖炉風の置物で、天井にはシャンデリアが輝いていた。 「ラブホってこんなすごいんだ・・・・」 あまりの驚きにぼそりと言葉がもれる あれ?誠って彼女とはこういう所に来るんだ・・・と考えていると背後から抱きしめられた。 「ここまで来て、ほかの男の事を考えてるわけ?」 べつに甘いことを考えていた訳ではないけど、確かに誠のことは考えていたので素直に「すみません」と言って横を向くと 目の前に男の顔があり、よく見るとキリッとしたシャープな目に筋の通った高い鼻で落ち着いた雰囲気のイケメンだった。 鼻がくっつくほどの近さで自然と唇が重なった。 上唇、下唇の順についばまわれ、ゆっくりと舌が割り込んできて悠歩の舌をとらえる。 絡められ、吸い上げられそれだけで身体から力がぬけ吐息が漏れる 「わたしはこのままでもいいですが、悠歩くんはシャワーどうします?」 そのことばで、頭が覚醒する。 「あっ、営業で汗とかかいたからシャワー使いたいです」 「了解」 ・・・・ ・・
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