放課後の逆告白

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放課後の逆告白

「放課後、屋上に来なさい」  朝のショートホームルームの後、あたしは若松先生に声を掛けられた。  え?なになに?この前のあたしの告白を考え直してくれたの?でもダメよ。先生は妻帯者、そしてあたしは五年間想い続けてる恋を成就させるんだからね。ごめんね先生、あたしって罪な女だわ。  これも魔法熟女がカプセルに入れてくれた恋心のお陰なのかな。放課後、あたしはそれでもちょっとウキウキしながら屋上に行った。  夕日を背にして先生が立っていた。やだ、格好良く見えるじゃないの。でも逆告白をされても断るんだからね。 「どうしたんですか?先生」  さあ来い、逆告白。
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