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あの日の朝も“いつもと同じ”
きみの寝顔見てそう思った
なにも変わらない
そんな一日のはじまりだった
慣れは感覚を麻痺させるね
異常を感知させなくする
明日も明後日も続けば
それが“ふつう”みたいになってくる
今日も“続く“と勝手に判断して
のんびり構えてた僕は馬鹿だったよ
当たり前のことなんてないってことに
きみを失ってから気付いた
運命って待ってくれないんだね
奇跡なんか起きやしないんだね
気付いた時に動かなきゃ
自業自得になるんだね
きみが傍にいてくれることは
当たり前のことなんかじゃないと
気付いた時にきみはもういなかった
惨酷だと運命を呪っても
懺悔を繰り返しても 後の祭り
奇跡を期待して嘆いても
無駄に咽が枯れるだけ
たった一時のミスで運命は変わる
そして戻せない時間
抱き締めても
話しかけても
戻らない
きみ
きみの躰が残っていても
そこにきみは"いない”
なんで今日なんだ?
こんなことになるなら
もっときみにやさしくしてあげればよかった
その時その瞬間を
もっと大切にして行動すればよかった
情けない後悔がとめどなく溢れる
きみが気付かせてくれた
大事なことは先にやらないと
いつか取り返しのつかないことになるって
“これから”を生きる僕はこの罪を背負って生きていくよ
あれが“運命”だったなんて言い訳を
“僕”はしたくないから
ひとは罪から逃れるため 言い訳するいきものだね
あの時きみの声が聴こえた気がしたのに立ち上がれなかった僕もツミビト
どんなにきみを思ってたって
結局一番大事な時になにもしてやれなかった僕はツミビト
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