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思わず本音が口をついて出た僕に、清水は真面目ぶった表情をして言った。
「先輩、気色悪いって酷い言い草です。照れるにも程があります」
「悪かったな、口が悪くて。素直じゃなくてすまん」
「いえ、いいんです。俺はどんな先輩も好きですから」
「ありがとう、清水。だからもう仕事に戻れ」
「分かりました。先輩の愛を確認できたので仕事に戻ります」
清水はこう言うと、大人しくデスクに身体を向けた。
清水からパソコンへと視線を移す途中、視界に梨子の姿が入った。
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