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朝から営業担当から提出される、領収書のチェックや見積もり依頼、伝票発行など、午前中に終わらせないといけない仕事が山積みだった。
経理担当の佐々木さんに、合間に手伝ってもらったりで午前中は一気にバロメーターゼロ。
「佐々木さん、ありがとうございましたぁ〜」
私は、ヘトヘトになりながらも、お礼を言う。
佐々木 亜樹 (ささき あき)
41歳 女 既婚
中学生2年生と小学校5年生のお子さんがいて、仕事も速くて尊敬できる人だ。
「佐々木さま〜!午後もお願いします〜!私、たぶん知恵熱出て早退すると思いますぅ〜っ」
なんて冗談を言う荒井さんに、2人で笑いながらお昼休憩に入る。
普段は会議室として使われる部屋は、休憩室として昼間は開放されている為、皆でそこを利用する。
給湯室で電子レンジで、お弁当を温める順番を待ちながら少しボーッとする。
ついでに給湯室でマイカップにお茶を入れて持っていく。
温めた弁当を持って、荒井さんと佐々木さんが待ってる休憩室へ向かった。
「えーっ、藤崎さん戻ってくるんですかぁ〜?」
荒井さんの声が聞こえてきた。
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