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柴田勝家は敵を払い退けていた…しかし敵陣の奥から突進して来た武士だ、それがちびノッブが伝えた者…シュウや沖田らが着いた時それを勝家1人で止めていたのだが。
「き…巨体?!」
誰もがそう言うしかない敵の巨大さ、勝家も巨体だがそれすら軽く上回る巨大な武士だ…しかも他の味方は倒され2人だけの戦いとなっていた。
「ぐ…」
「養父上!」
茶々が叫ぶと勝家はギリギリで押し出し離れた、他も対峙すると勝家が言う。
「おお…信長様」
「勝家…大丈夫か?!」
「大丈夫…ですじゃ」
そう返すが明らかに満身創痍に近い、敵は五尺三寸(約175㎝)あろう太刀を構え勝家…でなく信長を見る。
「…の、ノブナガ!!」
「!こやつ…わしを知っておる?」
信長はつぶやくが見た事はない…だが敵の一撃が襲う、それを回避するが衝撃波で吹っ飛ぶ一同…
「なん…なんじゃあ」
以蔵すら未知の圧力を感じる…シュウは刀を構えると仕掛ける、しかし届く前に斬撃を受け反転して着地。
「…ぐ」
「シュウ…お主は他を連れて退け、今は…」
勝家が止めてはいるが決定打はない…兵も唯一残る武士に手を出せない程だ、2人の戦いに藤丸が言った。
「日野くん…兵たちを離脱させよう」
「!」
「それまでは…こっちも加勢する!」
その言葉にサーバントらも勝家と共に戦う、沖田や龍馬も左右から近づくと攻撃し信長の攻撃や以蔵の技も含めたが…
「…全く効いていない…」
当たっても平然とする敵…更にまた信長を見る、その瞬間…
「ノブナガァ!」
大太刀で地面を叩く技…宝具の攻撃、それによる衝撃波に一同は跳ね飛ばされる。
「く…」
マシュの盾すら下がらざるを得ない…ただ1人の敵は悠然としていた。
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