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社殿…もとい陣屋、まず市が話したのはこの世界は自分が最後を迎えた直後に突如やって来たという…
「周りには見知らぬ人や物が溢れて…困った私はここにしばらく立ち尽くしてました、そんな時です…あの方が現れたのは」
「お主があの方と言うのは…」
「勝家公ですよ、先程の質問の答えでありますが勝家公からカルデアの事を聞きました」
それに一同は更に驚愕…それも当然だ、勝家は英霊の座に還ったのだから再び召喚されたら記憶が残る事はない…市いわく記憶にあったのは前回(本能寺ファイナル)で消える僅かな刻のみらしくそこからカルデアの話が出た。
「驚きました…」
「…市、勝家もここにいるんじゃな?」
「今は出てますが何も無ければ戻ってきます、問題は出ている理由としても…」
信長に市は何が起きているか話した…戦乱として謎の勢力が攻めてきていると、更に驚きの名を口にする。
「…春嶽様と共に警戒をして…」
「!ちょっと待ってください、春嶽様って松平春嶽公ですか?!」
「なんじゃ沖田、知っておるのか?」
信長の問いに沖田は以蔵と目を合わす…共に混乱している、マシュはその意味を理解し言った。
「…2人の時代の人でしょうか」
「ああ…幕末の福井藩主じゃあ」
以蔵が答え余計に混乱する一同、異なる時代の人物らが現在同じ時代にいる事実…それは聖杯戦争に近い事が起きているといえる。
「でしたらマスターがいるはずです、お市さん…それらしき人は?」
「よく分かりません…ただ協力している方たちがいます、詳しくは春嶽様に聞くとよろしいかと」
市がマシュにそう答え春嶽公に使者を出すという、返答まで一同は待つ事となる…がすぐに向こうから来た。
「…坂本さん、無事だったんですね」
「運良くね…」
「お竜さんもいるぞ」
龍馬の背後にいる黒髪ロングのセーラー服少女(?)お竜さんはいつもとおり、春嶽公の使者として龍馬が来たがたった一言である。
「春嶽公は明日会いたいという伝言だよ」
「坂本さん…知り合いですか?」
「時々この福井に来てたんだ、まぁ…僕の知る場所は全く無かったけどね」
幕末期に何度か足を運んでいた龍馬…その事はあまり話さず合流までの経緯を含め話し合いをする一同である。
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