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夜になると明かりが…ちなみに電気を含め現代と同じだった、茶々と市が話す中で市はある言葉を口にする。
「この場所で茶々と会うとは嬉しい反面…ちょっと複雑ですね」
「どうしてですか?」
「…今は変わりましたがこの神社が建つ場所はあなた達姉妹と最後に会った場所、あの後どうだったのか…」
市は死後の話を聞いたらしく娘の運命を狂わせたと思っていた…今の茶々の姿は昔の時間のままだ、後に秀吉の側室となり秀頼の母…そして豊臣の滅亡まで生きた娘へ申し訳なさがある。
「母上…私は誰も恨んではいません、実の父を討った伯母上も秀吉様も…そして家康様も自らの考えで行ったことですし統一の為にしなくてはならなかった事だから」
茶々の強い意思に市は驚き成長した娘を頼もしく思えた、それは勝家も同じ気持ちだったあの頃に茶々と信勝が示した物でもある。
「これからは私…伯母上や皆さんと一緒に解決します、だから安心して…」
「…そうですね」
母と娘の時間を過ごす…その一方で龍馬から敵が不明である事とこの世界の異常性が話された、この複数の時代が融合した世界に一般人は全く疑問を抱いていないという。
「当初は春嶽公たちもそうだったそうだ、そんな中で謎の軍勢から攻撃を受け程なくして柴田勝家公らが現れた…これが現在の状況らしい」
「謎の勢力もそうだけど…協力者はどんな人だい?」
カルデアのダヴィンチちゃんが聞くと龍馬は会えてなく春嶽公の話でしか分からないと言う、その内容で知るのは…協力者は自ら戦う人間たちだ。
「マスターでも自ら戦う人はいますが…サーバント無しという事でしょうか」
「それが分からないんだ…詳しい情報は春嶽公も他が来てからだと、それで僕が使者として来たのさ」
カルデアの話はしたと龍馬の弁…だいたいの予想はできるがまず休む事にする、福井で起きている異常の調査はこうして始まった。
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