かの者の術

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戦いが始まったのは約ひと月ほど前という…謎の勢力が東から現れ散発的に防いでは破られを繰り返してきた頃だ、福井城で対応を協議していた春嶽公らに別の勢力が敵と対峙していると報告が入る…それを確保し招いたら。 「あなたは…本当に知らないのですか?」 彼らは3人…その1人の青年が言った、本来ならここに福井城は無く県庁と同議会…県警があったはずと。 「我々には信じられない事だ…記憶では確かにこの城で生活し街を治めていたはず、他も民も誰もが知っている事実を彼らは否定しこの世界が異質だと言った…少なくともその目は本当かと思ったほど」 「彼らは異質な世界でも守る為に戦うと話したのさ、その力を持って私たちに手を貸したいとね…だから協力して現在それぞれ動いてもらってます」 春嶽公と八郎が語り後に柴田勝家たちも現れた頃から劣勢となる、とはいえ協力者のおかげでまだ重大な状況ではない様だ。 「その協力者の力とはどんな物ですか?」 藤丸が聞いたその時入口が開く、そして走り込んで来た小さなヤツ。 「この子…来た時に会った…」 マシュのつぶやき…あのちびノッブである、テーブルに飛び乗るとバタバタと手足を動かし… 「ノップノップ…ノップざ」 「…鳴き方が違う(汗)」 沖田もビックリなちびノッブと春嶽公と八郎の慣れ、2人は目で合図すると八郎が言った。 「どうやら危機みたいで…皆さんに救援をお願いしたいのですが」 「今ので解るんで…」 「この子は主からジェスチャーで伝える様に教わってるみたいで、主たちが敵に追われていると…」 …ただわちゃわちゃしてただけで伝えた、一同は当然それを助けに行く気…沖田がちびノッブに言う。 「案内して」 「ノップやざ(キラリン)」 …ちびノッブが降りて入口から出て行く、他はそれを追って向かうのである。
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