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マシュ達がレイシフトで現れた地点から南にある電車が路面に変わる場所・新木田の交差点…春嶽公の部下たちが追撃を受けていた、しかし相手は多数でなんとか凌ぐしかできない…その中に唯一のパーカーとジャージを着る男が言う。
「皆さんは離脱して下さい、俺はまだ大丈夫なので時間まで足止めします」
「しかし…」
「救援はもう頼んでいます、早く春嶽公に…」
そう言って数人の中で負傷者を退かせ男は対峙する…敵は武士の剣・騎が20人ずつ、素手のまま相手の動きを見る男に騎が5人仕掛けなんとか避けた…男は下がりつつ。
(しゃあない…)
左手甲に右手をつけて動きを読む…その一瞬すれ違った敵を倒す、だが…陰からもう一騎が槍を持って仕掛けて来ていた。
(…!)
回避不能…そう思ったその時、『いまは遥か理想の城!!』…男に来た攻撃は防がれると他がやって来た。
「大丈夫ですか?!」
「…あなた達は?」
「春嶽公の要請で助けに…」
沖田が答え戦いが始まった…歴戦のサーバントによる対処は難なく倒していく、だが敵は次々と道の先から現れ大して減らない。
「ぐぬ…シツコイ!」
信長も愚痴るシツコイ敵、すると男は…
「…俺もいきます!」
そして左手を上げた時…藤丸らは驚いた、左手には令呪…に似た証。
「令呪じゃ…無い?」
「…現臨、憑依!」
次の瞬間証が輝き刀が現れた、それで男は一体を斬りまた一騎…その姿にマシュは感じた。
「彼は…私に近い、いえ…根本はマスターの感じがします」
デミサーバントと異質な物…ただ姿は変わらないが纏う何かを藤丸も感じる、それは紛れもなくサーバントだ…しかし全く違う。
「…三段突き!!」
沖田が宝具を放つ…形勢は有利になっていく。
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