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翌日はよく晴れたすがすがしい朝で睡眠が深かったのか目覚めもよく……と思ったら、すでに昼だった。
「え、なんで?」
時計が電池切れだったようだ。ついてねーな。
実際今何時なんだろうと思ってパソコンのスイッチを入れたら……あれ?
ぷしゅう!
最後っ屁みたいな音出してパソコンさんが沈黙する。
画面、真っ黒。え、ええ? 叩いてもスイッチ連打しても、うんともスンとも言わない。
どうもこれはご臨終くさい。
いや、まあ確かに中古のパソコン……すでに何年使ったっけ? と記憶をさかのぼるが、思い出せない。
少なくとも五年よりは前だ。とりあえずまったく反応してくれないので、手も足も出ない。
「ちっ、なんだよもう!」
俺は机の上で充電していたスマホで現在の時刻とついでに小説の反応を見てみる。
「!!」
今まで見たことないくらい、読まれて……なんと日刊ランキングで四位まできてる。快挙だ!
この勢いを殺すわけにはいかないから、とりあえず今日はスマホから更新しよう。
もうたぶん内容なんて関係ない。今なら、書けば書くだけ読まれる! 時代が俺についてきたんだ……!
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