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青年が、どうしようかという風に迷っていると、
「よろしければ、あちらのカウンター席にどうぞ。」とマスターが改めて案内をした。
「…ありがとうございます。」
まだ少し緊張気味な様子で、青年は軽く会釈をすると、案内されたカウンター席に座った。
「お客さん!あなたはすごくラッキーですよ!いっつもこのカウンター席は埋まってるんです。座れて良かったですね!!」
女性ボーイが、店内に流れる落ち着いたBGMを掻き消す元気さで、青年に向かって笑顔で言った。
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