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MENU1 ようこそ!八田原高校激辛チャレンジ同好会へ!
「辛すぎだろ!こんなの食えるわけ無いだろうが!!」
思わず悶絶してしまった。どうしてこうなったのかと言うと…
数分前_
「放せって、俺はもう帰る」
「ちょっと待ってってば!なにか部活なりサークルなり入ろうよ~」
「入らん!」
「入る!!」
「入るか!!」
「入る!!」
「入らんわ!」
「入れる!!」
「馬鹿か!」
「入れる!」
「馬鹿だ!」
「馬鹿です!」
もう会話になっていない二人の会話をしていたらふと、「激辛チャレンジ同好会」という看板が気になった。
「激辛チャレンジ同好会…」
「お、なにか部活なり、サークルなり入る気に…」
「なるか!ちょっと覗くだけだ!」
「むぅ~、ツンデレ~」
「違うわ!」
そうして今に至る
「やっばり、覗くなんて言わなきゃ良かった…」
今さら公開してももう遅いことを悟りつつも食べ進める
一方いつも騒がしい俺の彼女だが…
「ピリ辛で美味しい~!」
憎らしい満面の笑みで食べている
こいつ辛いの得意だったのか…
「食べないと食べ物の命に申し訳ないよ~」
「申し訳ないのは解るが…」
「辛ければ強引に押し込め!それでどうにかなる!」
「ならんわ!」
でも確かにそうだな、よし、
強引に押し込む!
2分後_
「ゴホゴホゴホゴホゴホゴホ」
さすがに無理、さすがに食えん、どうしたら食えるんだよこれ
「強引に押し込む!」
「グボァ!?」
最後の一口が俺の口に運ばれ、放心状態で食べ終わった
三十分後_
なんやかんやあり、同好会にメンバーになった俺ら二人だった。
「このあと、もういっちょ行きますか!」
「もう行かないでくれ…頼む」
「よし、行こう!」
「話聞いてた!?」
ここから俺の激辛大悶絶生活が始まる…、いや、正直言うと始まって欲しくないけどまあ、同好会入っちゃたから仕方ないか
一言コーナー
何か自然とアホガールみたいな感覚に陥るのは俺だけかな?
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