第一話:憂う春、君の視線

10/11
前へ
/88ページ
次へ
 椿はほぼ毎日、穂希の元に足を運んだ。登校した日には、保健室に。学校を休んだ日には自宅を訪れ、甲斐甲斐しく穂希の学業をサポートした。  生真面目で親切な彼に対し、穂希も友愛のようなものを抱き始めていた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加